「「ふりかえり」による現場改善の事例とその可能性」参加メモ

esminc-guildworks.doorkeeper.jp 「「ふりかえり」による現場改善の事例とその可能性」に参加してきました。 永和さんに来るのは、初めてです。 勉強会ができるスペースがあり、良さげな会社環境でした。

「ふりかえりで学んだことベスト10」

  • 天野勝さん
  • 振り返りを指導しに行く人
  • アジャイルのコーチをする人
  • ふりかえりで学んだことベスト10という題材で、過去の経験や事例を交え
    共有頂きました。

  • 10位 教訓とベストプラクティス

    • CMMIの認定をうける現場にいた
    • 工程=イテレーションと読み替えて工程完了報告書を提出していた。
    • 工程完了報告書の中で、ベストプラクティスと教訓を報告
    • 前回の教訓の対策が次のイテレーションではベストプラクティスになることを実感した
  • 9位 チームでおこなうふりかえりの学び
    • XPアンギャ
    • KPTボードで振り返り(当時は、リクレクションシートと呼んでいた)
    • KPTの観点間のつながりで発送するのが良い
  • 8位 KPTPDCA
    • KPTを定期的に行うとPDCAがまわることがわかった。
    • はじめてKPTPDCAがつながった。
  • 7位 PDCAカイゼンが進む
    • 改善は、一回限りの改善。
    • カイゼンは、繰り返し行われる改善のこと。
  • 6位 ファシリテータは必要
    • ファシリテータに求められるスキル
      • プロセスを扱うスキル
      • 情報を構造化するスキル
      • 場を活性化するすキル
      • 意見の対立を解消するスキル
      • 場を読むスキル
    • 意見の発散と収束の考え方は大事だと感じた
    • 十分な意見の発散と収束が納豆性の高い合意につながる
  • 5位 KPT以外の思考フレームワーク
    • アジャイルレトロスペクティブの翻訳本がおすすめ
      https://www.amazon.co.jp/dp/4274066983
    • いろいろなふりかえりの方法が記載されている
    • KPT2(keep problem try todo)
    • KPTA(keep problem try Action)
    • KPTATAH(Keep Problem Try Action TimeAllocate help)
  • 4位 ふりかえりのふりかえりの効果
    • ふりかえりガイド
    • http://objectclub.jp/download/files/pf/RetrospectiveMeetingGuide.pdf
    • ふりかえりが形骸化してしまう
      • ふりかえりの効果は2種類ある。
        • チームのマイナスを0にする。
        • チームのゼロをプラスにする。
          目標を達成するカイゼン
          明確な目標を設定することでカイゼンが進む
    • 振り返りがマンネリしてしまったときの良い問いかけ「あなたたちのチームは世界最高のチームですか?」
    • KPTふりかえりの質も評価(標準)
      keepの枠にgoodをあげる
    • 1枚のボードを使い続けることが良い。前回の状態がわかるから
    • ラウンドロビン方式(ぐるぐる順番に発言する)
  • 3位 個人の成長とチームの成長
    • 個人とチームの成長が相乗作用を生む
  • 2位 チームの成熟とふりかえりの仕方
    • チームの成熟に合わせ、進行を変える
    • プロブレムを出す人はトライを一緒に考えがち
    • トライできそうなものしか、プロブレムを出さないこともある。
  • 1位 ファシリテータは不要

「現場でよく見かける課題とその解決案(現場コーチの場合)」

  • 現場コーチの役割
    • ちーむをビルドする
    • プロセスのカイゼン
    • 技術の検証
  • 視座を高くする
  • ふりかえりの目的
    • プロセスの改善
    • 不確実な状況を明らかにする

やり方の改善のためのふりかえり
成長し続けることで、成果を出せる強いチームになる
忙しすぎると自分の手元が見えなくなる。俯瞰する場がなくなるフィードバックする機会がなくなる
改善の機会を失う

  • 不確実な状況を見通す
    • しばらくして歩んでみて、ふりかえり、次のアクションを試して見る。
  • KPT
  • YWT
  • タイムライン
  • エモーショナルライン
    長期的なプロジェクトでやってみると良い

  • 残念なふりかえり
    時間がないのでふりかえりはスキップしましょう
    何でもかんでもとりあえずKPT
    とにかく話題が多岐に広がりすぎる
    初めのうちは良いけど、成熟しつつあるチームは話題にフォーカス
    何か話すことにプレッシャーを感じる
    タイムボックスにそうだけの予定調和なふりかえり やると決決めたことが実行されない

  • ふりかえりで意識している問い

    • ふりかえりの意図参加者など様々な要素を踏まえてデザインする
    • 自分たちで意思をもってきめいているか
      • 説明責任・改善責任を自分で話すことができるはず
      • 決めることができる必要なサポートの存在
    • あんしんできる・安全な場か?
      くだらないと思える意見、批評をその場に出せる。
      付箋に書いてもらう、言えないけど、書けば意見が出やすい?
      グランドルールを決める
      腕組みをしない。上司出て行ってください。
    • 事象や結果を計測できるか?
      • 事実を収集する
      • ふりかえりがおわったら、何をするか明白か?
  • いきなりはうまくならない
    走りながら靴紐を結べない。立ち止まって靴紐を結び直す。

QA

  • プロブレムがチームの枠を超えたものが出てきたらどうしたら良いか?
    • 他チームが遅い時に、働きかけをする。第三者をいれて話をする。
  • チームの成熟度はどのようなレベルがあるのか?
    • 一年くらいスクラムをやっているチームのふりかえりが流れでされてしまう
    • 世界最高のチームなのかと説いてみる?プランニングポーカーで点数を出してみる。その結果について、話あってみる。
  • プロジェクトの内容を知らないのに、ふりかえり会のファシリテーションをする工夫
    • 気にしない。もうちょっと具体的に教えてもらう。
    • 他の人は、どう思っているのか聞く。それは感想ですか?
    • ファシリテーターは、場をうまく回すロールである。
    • 安全安心の場を作る
  • ふりかえりが根付かない
    • プロジェクト中は、よくわるけど解散したら他の現場ではやらない。ことがあってどうしたら良いか?
    • やらされていたら、他の現場ではやらない。心からふりかえりを良いと思っていたらやると思う。
    • ふりかえりの場に上司を連れてきて、誘い込む
  • メンバー間のやる気がギャップ場合にどのようにしたら良いか?
    • 10人くらいいるとテーマが合わない。
    • 3つくらいのテーマに絞って 人数を絞ってふりかえりをする
  • ふりかえりをやるタイミング
    • 定例で実施する。一週間に15分とか
    • 毎週一時間することが決まりではない。毎日ふりかえりでも良い
    • 自分たちがふりかえりのフィードバックを感じられる頻度が良い
    • 1ッカツだと 振り返ることが辛くなる?
    • 毎日10分とか?
  • やることを決めたこと
    • 誰々がいつやるかまで、きめられているか?
    • トライを見える化、朝会でチェック
  • 継続性がなく、忙しい、トラブルが続くとスキップされる。そのままやらなくなる。どうしたらよい?
    • リスケはしない。
    • チームのえらい人がスキップの元凶になっている可能性もある。
    • 2週間後にやる。
  • PにたいするTがでず、タイムアップで持ち帰りになる。
    • Pにたいする優先順位をつける。
    • Tを出す人がTをやることとなってしまうと、でにくくなる。
    • 無責任に出してもらう。
    • Tをやる人がTができるようにサポートすることがチームにとって必要